ご縁があって~貧乏と出会いとそれから子育て~

子ども時代の貧乏体験や今まで、子育てについて

貧困児童の肥満。

とある調査結果で、貧困家庭ほど肥満児が多いという結果がでたことをご存知ですか?

 

経済水準の低い家庭の子供は肥満増加傾向にあるらしいです。

私はすっごく心当たりがありました。

 

何故なら私も肥満よりのギリギリポチャ子だったからです。

 

肥満の原因は栄養の偏り。

 

我が家のご飯は、シーチキン1缶を3人兄弟でわけて、各々白ご飯2杯は食べなさいというのがよくあるメニューでした。

とある日は生姜焼き(肉だけ)と白ご飯2杯以上。

とある日はレンジ解凍のから揚げ2.3個と白ご飯2杯以上。

とある日はインスタントラーメンと白ご飯。

とある日は肉多めの野菜炒め(キャベツ・豚肉・もやし)と白ご飯2杯以上。

とある日は卵焼きと白ご飯2杯以上。

 

お気づきでしょうか…。

野菜が異常に少ないことを…。

野菜は基本的に高くて買えないのです。

私たちの時代はキャベツ1玉99円とかあったのでキャベツは安くて使いやすい野菜でした。キャベツともやしが野菜の基本というか…ほかの野菜は殆ど食べたことありませんでした。

 

そして、以上に白米、炭水化物が多いことを…。

野菜はあってもお腹は膨れないが、お米があれば最悪なんとかなるという母の考えの元、ご飯というのがメインでした。

おかずが何にもないときは、塩とご飯だけでも飢えはしのげますので…。

 

こうして生活していると太る太る…。

 

習い事なんてしてないし、運動系のことなんて学校の休み時間位。

放課後遊んだりしても運動というほどのことはしない。

少し早めに帰って遅くなる母の代わりにご飯を炊く…なんてしてたら太りますよね。

 

私の幼少時代はタンパク質と炭水化物で構成されていたので。

 

大学に入って1人暮らしをしても経済状況はそんなによくないし野菜を使う料理がわからず食生活もあまり変わらず…。

 

田舎に住んで野菜が大量にあまる、子供が生まれて食生活を気にするようになってやっと野菜を沢山とるようになりました。

 

それでも、癖というのはなかなか抜けず、食べられるときに沢山食べとこう!!という思考は残ったまま…平均体重までは戻しましたが…。

 

もっと貧困な子供が野菜を食べられるようになったらいいなとよく思います。

売り物にならない野菜や廃棄される野菜がどうにかして貧困な子供たちの食卓に並ばないものかと思います。